カラダのこと

腎臓リハビリテーションって何?

こんにちは。すけろくです。

いきなりですが、『腎臓リハビリテーション』って知ってますか?

「リハビリって言葉はきいたことあるけど…」
「リハビリって骨折した人や脳卒中になった人がやるものでしょ?」
「リハビリと腎臓がどう関係あるの?」

おそらく多くの方がこういう意見を持つとおもいます。
リハビリに携わっている医療従事者でも、腎臓リハビリテーションについて説明できる方は少ないのが現状です。

それくらい腎臓リハビリテーションというものが世間に認知されていないということです。

なので今回は腎臓リハビリテーション(以下、腎リハ)のことを少しでも知ってもらうために、理学療法士(PT)として腎リハに関わっている僕が、腎リハについて簡単に説明していこうと思います。

腎臓の働きは?

そもそも腎臓にはどういう機能があるのでしょうか?
腎リハを語るまえに腎臓の働きを整理していきましょう。

1.血液をろ過してきれいにする

全身の血液を腎臓でろ過し、血液中の水分や老廃物を取り除き血液をきれいにします。
腎臓といえば、おそらくこの働きが一番メジャーだと思います。

2.血圧を調整する

血圧というと心臓のイメージが強いかもしれませんが、実は腎臓も血圧の調節に関わっています。

3.造血作用のあるホルモンを分泌する

腎臓には血圧を調整するホルモンや血液をつくるよう促すホルモンなどがあります。

4.骨を強くする

ビタミンDを活性化し、腸でのカルシウムの吸収や、骨へのカルシウムの沈着を促す「活性化ビタミンD」をつくり、骨を強くします。

5.体液量・イオンバランスを調整する

私たちの体は、約60%が水分でできており、この水分のバランスが乱れると、生命を維持することができなくなります。
体内の水分が増えすぎたときは、腎臓はたくさんの尿をつくって排泄します。
逆に、体内の水分が多く失われたときは、つくる尿を減らして体内の水分量を維持するように働きます。
また、水分量だけでなく、電解質の濃度やpHバランスを一定に保つのも腎臓の役割です。

以上が代表的な腎臓の働きです。今回はとても簡易的に記載しています。
より具体的なメカニズムなどは、また別の記事でまとめようと思います。

腎臓リハビリテーションとは?

日本腎臓リハビリテーション学会が刊行している
「保存期CKD患者に対する腎臓リハビリテーションの手引き」によると

腎臓リハビリテーション(腎臓リハ)は、腎疾患や透析医療に基づく身体的・精神的
影響を軽減させ、症状を調整し、生命予後を改善し、心理社会的ならびに職業的な状況
を改善することを目的として、運動療法、食事療法と水分管理、薬物療法、教育、精神・
心理的サポートなどを行う、長期にわたる包括的なプログラムである。

引用:保存期CKD患者に対する腎臓リハビリテーションの手引き.pdf

と言われています。

簡単に言いかえると、

腎臓がわるくなった人に対して

症状を和らげたり、生命予後を改善するために行われる治療のことです。

その方法として、運動を主軸に、適切な食事管理・水分管理、薬物による治療、精神的ケアを行います。

さいごに

今回は腎臓の機能と腎臓リハビリテーションについて、かなり簡単にまとめてみました。

今後、より詳細な腎臓の機能や腎リハについて説明していきたいと思います。